「 家庭教師をつけたし、さあ、これでぐんぐん成績が上がるぞ!」

              

           ・・・多くのご家庭がこう期待されます。
              でも、まったく上がらない、または下がる、というケースもよくあるみたいです。

              1対1で教えてもらってるのに、どうして上がらないなんてことがあるか!

             と、多くのご家庭が信じられないことでしょう。
             しかし、実際、私が指導を引き継いだ非常に多くのご家庭が同じことをおっしゃってました。

             でもこれは、先生の教え方が悪いとは一概にいえないこともあります。

              生徒さんの性質、性格が学習を進める妨げになっていることもあります。

                例えば、

                             
★ 落ち着きがない

 ★ せっかちで注意力散漫である

 ⇒ 結果、 ミス(いわゆる凡ミス)が多い

                                  

              つまり本来正解できるはずの箇所が×になるということです。
                       
               これは
男の子に多いみたいです(私の経験上)
            頭がいいのに成績がふるわない子はたいていこの理由だったりします。
            成績(通知簿など)の判断材料はテストの点数(定期テスト、実力テスト)
            がメインです。
            いくらほんとは理解している!と言っても点数に結びつかなければ
            結果成績は悪くなります。

                       
             こういった子は解くのはすごく速いのですがかなり多くの問題を失っていることが多いです。

 

                         ここでいう凡ミス(ケアレスミス)の例をあげると、

                          

                 ☆ 日本語で書きなさい、という問題に英語で答える
                    ☆ 一文で抜き出しなさい、に対して文の途中までしか書いてない
                    ☆ 不要な単語がひとつ含まれています、という問いの部分を見落とす

                    

                       これらは問題を読んでいないから起こるまちがいです。
                     私達大人のあいだではあたりまえにできてることが中学生くらいの
                     子ではそういった思考の癖が身についてしまっていることがよくあります。

                       すると、教師はどのように指導するでしょうか。

                           

                           「もっと問題をよく読まないとだめだよ。」 

                           「落ち着いて解かないといけないよ。」

                       

                   こういったところだと思います。
                      しかし、
このようなタイプの生徒さんの場合、
                    たいていこの言葉では直らないことが多いと思います。
                       人の性質や癖を直すのは非常に難しいことです
                      言われた直後はちゃんとできてもしばらくするとまた同じことをします。

                     これには本人が直す必要性を痛感することが大事だと思います。
                     「これからは必ず問題をよく読むぞ!」
                     ・・・という意思。
                     先にあげた教師の言葉ではそれを痛感できないのかもしれません。

                   よって、教師は生徒の意識を変えるためにはどうしたらいいかという思考をしたほうが
                   いいと思います。
                         

                        生徒さんに次の原則を与えてはどうでしょう。

                             

                             

                      一番大事なことは速く解答することではなく正しく答えること

                               ⇒ 間違えないようにすること

                        

                  例えば、生徒が熟語集で look for 〜(〜を探す)という表現を覚えたとします。
                        
                        そして、いよいよ問題演習というとき、次のような問題で、

                             

                             

 

★ (   ) 内に適する語句を入れなさい。
                                      

 @ 彼は昨日自分の新しい時計を探していました。
                                                      
    He was( look  )(  for   ) his new watch yesterday.

・・・??

                             
                                              

                        ・・・・ と、解答してしまう生徒がほんとにたくさんいます。
                        
                     これは過去進行形にするべき問題ですが、過去進行形を完全に理解している子でも
                     せっかちな子などは ‘探す‘ という言葉に反射的に look for を入れてしまいます。
                        

                     ここで、「be 動詞があるだろ。過去進行形だから、looking for といれないとだめだよ。」

                    というアドバイスで終わるのではその子はまた同じ間違いをしてしてしまいます。
              
                    
わかっていても、実践で‘使える‘(堅い言葉で言うと応用できる)とはかぎらないのです。

                     結局、

 

 

                       「わかっていることと、正しく解答できることは別物」

 

                       だと思います。それを身をもって実感させること。

                       
                     指導する側はその手助けをするために根気よく指導、演習させていくことが
                     大事だと思います。
                     その際、
                     生徒側のこちらへの信頼(この先生に絶対ついていこう)
                
                
という思いがないと長いみちのりを乗りきることはむずかしいと思います。

 

                       
                       今まで速く解くことしか頭になかった子が間違えないように
                       注意しながら解くという姿勢を持ち始めることがベストです。

 

                      例えば、次のことを指導します。

            

                           ☆彡 問題をゆっくり声に出して読む

                           ☆彡 一問解くごとに 目を閉じて深呼吸をさせる 

                           ☆彡 一問ごとに見直しをする

 

                    ここに書いた、落ち着きのない、ミスの多い子というのは書くのが速いかわりに
                  字が雑なことが多いです
。(あたしも人のこといえないけど(;^_^A )

                    ときには自分の字を見間違えて書き写したために不正解になることもあります。

                        

                          (例) 6を0と見間違える

 

                   はっきり丁寧に文字を書く習慣をつけさせるのも大事かもしれません。

                   きれいな文字を書けといっているのではありません。
                   きれいじゃなくても丁寧に書くことはできるはずです。

 

 

 

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